2/13はなぜ銀行強盗の日?犯人はヒーロー!?
カテゴリ「冬 2月」この記事は約 3 分で読めます。
銀行強盗の日ってなんか物騒ですね。
こんなのが記念日にあるなんて
許されるんでしょうか?
それが許されています。
この銀行強盗は多くの日から
ヒーローと言われた
伝説の銀行強盗なんです。
今回はどんな銀行強盗や記念日
についてまとめました。
銀行強盗の由来
2月13日は「銀行強盗の日」です。
それは1866年2月13日
アメリカでのこと。
ジェシー・ジェイムズ
(Jesse Woodson James)
が世界で初めて銀行強盗に
成功したことに由来しています。
ミズーリ州クレイ群貯蓄銀行を襲撃し、
60万~70万ドルを強奪。
銀行員は殺さなかったが、
前を通りかかった若者が
とばっちりで
殺されてしまいました。
英雄・ジェシーとは?
ミズーリ州で牧師の子ども
として生まれました。
4歳上には兄の
フランク・ジェイムズがいます。
南北戦争の際、南軍ゲリラ部隊に参加し、
そこで殺人や強奪を覚えます。
終戦後は兄や友人たちと強盗団
「ジェイムズ・ヤンガー・ギャング」
を結成し、殺人を繰り返していました。
1882年、ミズーリ州政府が
ジェシーに10,000ドルの賞金首とし、
賞金に目がくらんだ仲間に
射殺されてしまいます。
しかし、彼のファンの中には、
ジェシーは逃走して
20世紀まで生き延びた、
と信じている
人もいるのだそうです。
犯罪なのになぜ記念日に?
当時の人々は
ジェシー・ジェイムズを
「西部のロビン・フッド」
と英雄視していたため、
と考えられています。
極悪非道で重罪人であるにも関わらず、
その最期は悲劇的で
人々の同情を集めました。
また、彼の犯行のターゲットは
実業家のみであり、
自衛以外には殺人を
行っていないことから、
強者に立ち向かっていると
ファンが増えたようです。
英雄となった伝説
1872年9月に伝説の
カンザスシティ襲撃事件
が起こりました。
その日カンザスシティでは
秋祭りが行われ、競馬の収益など
10,000ドルが集まりました。
それを銀行へ輸送しようとした
その瞬間。
3人の騎乗の男たちが
さっそうと現れ、
奪われてしまします。
銃で撃たれたり、死者は出なかったが、
ただ一人の少女が馬の蹄に
引っかかり怪我をしてしまいました。
事件から数日後、ジェシーから
タイムズにある投書が届きます。
投書には強盗の犯行を認めること、
少女への治療費を支払うこと
が記載されていました。
英雄となった贈り物
1,400ドルの贈り物事件
という事件が起こりました。
ジェシー兄弟がとある農家で
未亡人から食事をご馳走になった際、
彼女から
「借金が1,400ドルあり、
農場が人手に渡ってしまう」
という話を聞きました。
すると彼らは食事のお礼として、
1,400ドルを置いて、
農家を後にしたのです。
女性は借金取りにそのお金を渡し、
窮地を脱することができました。
そして、ジェシー兄弟は帰り道で
借金取りを待ち伏せて、
まんまと1,400ドルを取り返しました。
ジェシー・ジェームズは重罪人ですが、
強奪の対象を実業家に限定し、
弱者への配慮を欠かさなかったことから、
伝説のヒーローと言われたようです。
日本の未解決強盗事件
日本で最も有名であろう強盗事件、
「三億円事件」
1968年12月10日、現金輸送車に
積まれた約3億円が、白バイ隊員に
扮した何者かに奪われた事件です。
未だに犯人は特定できず、
未解決事件となっています。