「台風」の定義は?「ハリケーン」との違いとは?

カテゴリ「災害
2019.03.08

この記事は約 2 分で読めます。

毎年夏になると悩まされる台風ですが、

台風は海上で発生した

熱帯低気圧が成長したものです。

 

ですが全ての熱帯低気圧が

「台風」と呼ばれるわけではありません。

 

この「台風」と呼ばれるようになるには

条件があります。

 

そこで今回は

台風の「定義」について見ていきたいと思います。
 

「台風」って何個くらい来るの?

台風は日本では夏から秋にかけて発生し、

日本にやってきては

激しい雨と風で少なくない被害をもたらします。

 

典型的な台風の場合、

マリアナ諸島近海で発生し、

西寄りに移動してから北へと方向を変え、

加速しながら日本へやってきます。

 

日本には平均すると、

「11個の台風」が日本に接近し、

うち「3個」ほどが上陸します。

 

年によっては更に多かったり、

逆に全く上陸しない年もあります。

「台風」の定義とは?

台風とは、

「低気圧域内の最大風速が

17m/s以上に発達したもの」

を指します。

 

台風を定義する場合、中心付近の

10分間の風速平均速度で求められます。

 

台風が発生してすぐは

日本から離れた太平洋上にいるため、

中心速度を測ることができません。

 

そのため衛星画像を見て、

過去のデータから推測して速度を出します。

 

その後地上の観測機や船舶から速度を計測し、

その都度データを改めていきます。

 

また、規模にも定義があります。

台風の規模は「強さ」と「大きさ」の

2種類に分けることが出来ます。

 

この2種類にも強さや大きさによって

等級が決められています。

 

◇強さ

・強い:32.7m/s~43.7m/s

・非常に強い:43.7/s~54.0m/s

・猛烈な:>54.0m/s

 

◇大きさ(台風半径)

500km~800km:大型(大きい)

≧800km:超大型(非常に大きい)

 

これらは天気予報などで

「【大型】で【猛烈な】強さの台風〇〇号は」

のように表現されます。

 

以前は勢力の弱い台風などには、

「弱い」や「小さい」などが使われていましたが、

危険は無いと勘違いして

被害に遭う可能性があるため、

「弱い」「小さい」「並」

といった表現は使われなくなりました。

「台風」と「サイクロン・ハリケーン」の違いは?

実は同じ台風でも、

発生した場所によって名前が変わります。

◇台風

北西太平洋の東経100度から

180経線までの北半球

◇サイクロン

北インド洋・南太平洋

◇ハリケーン

北太平洋・北東太平洋で、

最大風速が32.7m/s以上のもの

 

また、

発生した場所から移動し

別の名前で呼称する区域に入った場合、

その区域の名前で呼ばれます。

 

実際に2006年に発生した

ハリケーン・イオケは西進し、

台風12号に名前が変わりました。

 

どうでしたか?

台風は膨大なエネルギーを持っています。

 

台風が来ている時は無理に外に出ようと思わず、

避難をする必要がある時は速やかに避難を行い、

安全を第一に考えて行動して下さいね。

 

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