すぐ分かる!「数え年」「満年齢」の意味は?その違いとは?
カテゴリ「年」この記事は約 2 分で読めます。
「数え年」を聞かれて、
すぐに答えられない人もいると思います。
日常的には使われていませんが、
節目の時期には意識する事が
多いのではないでしょうか?
今回は「数え年」の意味や、
「満年齢」との違いについてまとめました。
「数え年」の意味は?
「数え年」の意味とは、
「生まれた年を1歳として、
それ以降は1月1日を迎えるごとに、
年齢に1歳ずつ加えていく数え方」
の事を言います。
例えば、
7月1日に生まれた場合は、
生まれた時点で1歳とし
半年後の翌年1月1日には2歳になります。
12月31日に生まれた場合は、
翌日には2歳になるという事です。
「数え年」は、
「現在の西暦-生まれた西暦+1」
という式で計算できます。
1歳から始まる理由としては、
「昔は0という数字や考え方がなかった」
「学年に0年がないのと同じく
1を起点としている」
などがありますが、
「母親のお腹の中で1年間過ごした」
という理由が一番笑顔になれますね。
「数え年」ってなんであるの?
「数え年」は、誕生日に関係なく、
全員が1月1日に1歳ずつ年を取ります。
1月1日に年を取る理由としては、
①公的な制度や行事を行う時の
年齢の管理が楽になる
②昔の暦では年ごとに
1年の長さが違っていて、
現在のうるう月のような日が頻繁にあったため、
年齢計算を簡単にした
③1月1日に年神様をお迎えして、
年齢を授けていただく
などがあります。
その年ごとに生まれた人を
管理する事が容易となり、
七五三や成人式・長寿などの
祝い行事を行うには非常に便利です。
年齢の数え方とは少し違いますが、
現在でも学校の学年制で
4月2日~翌年4月1日生まれを1学年とし、
まとめて管理しているのも同じ理屈です。
「満年齢」の意味は?
「満年齢」の意味とは、
「生まれた時点を0歳として、
それ以降は誕生日を迎えるごとに
年齢に1歳ずつ加えていく数え方」
の事を言います。
つまり、
私達が普段から使っている年齢の数え方で、
ほとんどの人がすぐに答えられると思います。
法律によって、公的なものに関しては
「満年齢」を使用する事を定められています。
「数え年」と「満年齢」の違いは?
「数え年」は、
生まれた年からその時までを
「年単位のまとまり」として捉えています。
「満年齢」は、
生まれた時からその時までの、
「実際の年月」として捉えています。
最近では七五三などの節目の行事を
「満年齢」で行う人もいますが、
折角の伝統行事だから
「数え年」で行うという人もまだまだ多くいます。
それぞれの違いを理解し、
節目の年を間違えないようにしましょう。