2/8はなぜロカビリーの日?由来やロカビリーの意味
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2月8日は『ロカビリーの日』です。
『ロカビリー』って聞いて、
どんなイメージですか?
50歳以上の人はご存知かも知れませんが、
若い人にはピンと来ないと思います。
ロカビリーは
日本のカバー曲のルーツ
と言ってもいいでしょう。
カバー曲と言っても、
皆さんがイメージするカバー
「同じ曲を違うアーティスト歌う」
じゃないでしょうか?
ロカビリーはアメリカでヒットしている
曲を日本語に訳して歌ったり、
全然違う歌詞にして歌われました。
つまりロカビリーがきっかけで
日本の音楽は幅を大きく広げる
ことになったのです。
ロカビリーの日の由来、考えた人
1958年(昭和33年)有楽町の日劇で、
ウエスタンカーニバルが開かれた日を
『ロカビリーの日』とされました。
『ロカビリー』はロッカビリー(Rock-A-Billy)
と呼ばれ、特徴のあるダンスを踊られていました。
それまでの日本の歌謡では
「正しい発声で姿勢良くマイクの前で歌う」
でした。
アレンジも発声法も全く違うもので、
今ではよく聞く雰囲気の歌い方ができました。
◇ロカビリーの歌い方
①ヒーカップ法
しゃっくりするように、しゃくりあげる
②マンブリング法
どもるように、口ごもる
③ホンキートンク法
カントリー系の歌唱法
ロカビリーの発祥
『ロカビリー』は1950年代アメリカ南部で、
黒人音楽のブルースからのロックンロールと、
白人音楽のヒルビリーやカントリーが
融合して生まれました。
1950年代当時は、
ビル・ヘイリーやエルヴィス・プレスリー
などの人気シンガーが有名です。
黒人のR&Bの激しいビートダンスミュージック
で歌い踊る、エルヴィス・プレスリーは
アメリカで大ブレークしました。
スローな曲も含め、ラブソングは
彼の映画の劇中で歌われ、大ヒットしました。
現代では珍しくありませんよね?
ロカビリーの日本への広がり
甘いマスクのエルヴィス・プレスリーの
カントリー歌や、シンプルなロックンロールが
大きな反響を受け、
『ロカビリー』と呼ばれました。
日本でも映画は大ヒットして、
プレスリーの髪型やファッションを
支持する若者たちが増えてきました。
日本では「和製ロカビリー」とも言われ、
アメリカから2~3年遅れで入ってきました。
当時の「カントリーウエスタン」や「ハワイアン」
を演奏していたバンドは『ロカビリー』に変わり、
ジャズ喫茶(ライブハウス)で
『ロカビリー』を演奏しました。
今までとは違うビートや歌のナマ演奏
には衝撃を受けた若者も多かったと思います。
『ロカビリー』ブームからのスターは
今でも活躍しています。
例えば、
作曲家の「平尾昌晃」
歌手・俳優「ミッキーカーテス」
ロックンローラー「内田裕也」
歌手「ささきいさお」
歌手「かまやつひろし」
俳優「佐川満男」
亡くなった歌手の「坂本九」
上記の方は『ロカビリー』の出身者でした。
ロカビリーを少しでも理解できたでしょうか?
やはり今の音楽の礎になったものですね。