「失業手当」はいつまで貰える?金額、条件は?

カテゴリ「社会
2020.01.03

この記事は約 2 分で読めます。

離職したさいにもらえる失業手当は、

転職をする際や新しい生活の糧になる

非常に重要なお金です。
 

正式には「基本手当」といい、

以前の会社で雇用保険に加入していて

一定の条件を満たせば受給できます。
 

しかし、

もらえる金額やいつまでもらえるかは、

失業の理由や年齢によって異なります。
 

今回はそんな気になる

「失業手当はいつまで貰えるの?」

「金額はいくらなの?」

などの不疑問についてまとめました。

「失業手当」の受給条件は?


 
失業手当は会社の都合で

働けなくなった場合だけでなく、

自分の事情で退職した場合でも

もらうことができます。
 

ただし、退職後も働く意思があり

転職活動を行わなければなりません。
 

転職期間中の生活の頼りになるのが、

失業手当であり、雇用保険制度です。
 

失業手当は、

離職の理由が自分にあるか、

会社にあるかなど、

理由に応じて条件が定められています。
 

失業手当の受給条件は以下の通りです。
 

・自己都合退職かつ正当な理由がある場合

家族の介護や配偶者の転勤同行、

疾病など自分に理由があって

退職する場合でも、

正当と認められる理由の場合は

「離職日以前の一年間に、

被保険者期間が通算して6か月以上あること」

が失業手当を受給するための条件になります。
 

・自己都合かつ正当な理由がない場合

「離職日以前の2年間に、

被保険者期間が通算して12か月以上あること」

が受給の条件です。
 

・会社都合の退職の場合

懲戒解雇を除く解雇、倒産、退職推奨など、

自分が自発的に退職したのではない場合

「離職日以前の1年間に、

被保険者期間が通算して6か月以上であること」

が失業手当の受給条件です。
 

「失業手当」の受給金額は?


 
失業手当の受給額は、

基本手当日額(一日当たりの受給額)と

所定給付日数(給付される日数)

に依存します。
 

基本手当日額は以下のように算出します。
 

基本手当日額=賃金日額

(退職前6か月間の賃金合計÷180)

×給付率(45~80%)
 

「失業手当」はいつまで貰える?


 
所定給付日数は

以下のように決まっています。
 

自己都合退職の場合には

以下の通りです。
 

全年齢:被保険者期間

  • 1年未満:-
  • 5年未満:90日
  • 10年未満:90日
  • 20年未満:120日
  • 20年以上:150日

 
会社都合の退職であれば、

失業手当給付日数は

以下のようになります。
 

30歳未満:被保険者期間

  • 1年未満:90日
  • 5年未満:90日
  • 10年未満:120日
  • 20年未満:180日
  • 20年以上:―

 
35歳未満:被保険者期間

  • 1年未満:90日
  • 5年未満:120日
  • 10年未満:210日
  • 20年未満:240日
  • 20年以上:―

 
45歳未満:被保険者期間

  • 1年未満:90日
  • 5年未満:150日
  • 10年未満:180日
  • 20年未満:240日
  • 20年以上:270日

 
60歳未満:被保険者期間

  • 1年未満:90日
  • 5年未満:180日
  • 10年未満:240日
  • 20年未満:270日
  • 20年以上:330日

 
60歳未満:被保険者期間

  • 1年未満:90日
  • 5年未満:150日
  • 10年未満:180日
  • 20年未満:210日
  • 20年以上:240日

 
ただし、失業手当は

離職した日の翌日から

1年間しか受け取れません。
 

受給期間が330日あったとしても、

受給途中で1年間を過ぎてしまうと

打ち切られてしまいますので

注意しましょうね。
 

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