6/30なぜトランジスタの日?名前の由来,種類は?

カテゴリ「 6月
2016.03.30
2018.03.14

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トランジスタとは何かと言うと、

微弱な電気信号を

増幅する働きを持つ電子部品

です。

 

信号の増幅の他にも、

電気信号が流れている状態と

流れていない状態を

切り替えるスイッチの役割もあり、

これは機械的なスイッチよりも

非常に高速な切り替えを

行うことができます。

 

今回はそんな

トランジスタの記念日

についてまとめました。

 

 トランジスタの日の由来

 

トランジスタの日の由来は

なんでしょうか?

 

第二次世界大戦が終了して

まだ数年しか経っていない

1947年12月23日、

アメリカのAT&Tベル研究所で

ウィリアム・ショックレイ

ジョン・バーディン

ウォルター・ブラッテン

の3名によって発明されました。

 

翌年の6月30日に

トランジスタの技術が

初めて世界へ公開されました。

 

このことに由来して、

6/30はトランジスタの日

と言われるようになりました。

 

ちなみに発明者の3名は

9年後の1956年12月に

ノーベル物理学賞を受賞しています。

トランジスタの名前の由来、種類は?

 

トランジスタは

トランスファーとレジスタ

を組み合わせた造語です。

 

トランスファーは

電気の流れという意味で、

レジスタは抵抗という意味です。

 

トランジスタには

バイポーラ型とユニポーラ型

があります。

 

私たちが一般に

トランジスタという時は、

バイポーラ型の

トランジスタを指しています。

 

バイポーラ型は製造コストが安く、

ユニポーラ型は製造コストが高い

という違いがあります。

 

材料はゲルマニウム?シリコン?

 

トランジスタが作られる以前は

真空管が使用されていました。

 

トランジスタの日

 

この真空管の問題点として

①サイズ、消費電力が大きい

②寿命が数千時間しかない

などがありました。

 

しかし、

トランジスタの開発によって

真空管とは比べ物にならないほど

機器の小型化が可能になりました。

 

開発された当初、

トランジスタはゲルマニウムを

使用して作られていました。

 

このゲルマニウムという物質は

地球上で数が少なく貴重でした。

 

後にトランジスタは

ゲルマニウムからシリコンで

作られることとなります。

 

その一因は、

ゲルマニウムが持つ弱点にあります。

 

ゲルマニウムは熱に弱く、

およそ80度以上になると

壊れてしまう欠点がありました。

 

ちなみにシリコンは180度まで

熱に耐えることができます。

 

この弱点のため、

ゲルマニウムトランジスタは

シリコンに取って代わられる

ことになりました。

 

初期の頃はシリコンの方が

ゲルマニウムよりも

純度を上げるのが

難しかったという理由もあります。

 

昔は6石トランジスタラジオ

というものがありました。

 

これはトランジスタが

6つ使われているラジオのことで、

石とはトランジスタを指します。

 

なぜトランジスタのことを

石と呼ぶのでしょうか。

 

それはトランジスタの素材が

鉱石から作られていること

に由来するからです。

 

さらにさかのぼると、

鉱石ラジオというものがあり、

これには切り出した鉱石

そのものを使用していました。

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